ナースのノー残業術

ナースの残業はDESC法で断る

残業をしないで帰るためのテクニックを身につけているのがイマドキのナース

「DESC」で業務を断ろう

「DESC」で業務を断ろう

ここでは少し聞きなれない言葉が出てきますが、しっかりと説明致しますので残業を断る技術として活用してみてください。

アサーション

アサーションとは、自分と相手を大切にする表現技法を意味します。 ちなみに、英和辞典で調べると主張や断言という意味が載っています。このような言葉を聞くと、強く自己主張をする技術という印象を抱いてしまう人もいるかもしれません。ですが、決してそうではありません。 相手に自分の意見を押し付けるのではなく自分のことも、相手のことも大切にするというのがアサーションです。

鍵を握るDESC法

アサーションを実践するには、まず自分自身のコミュニケーションパターンを知り自己理解を深めることが大切です。その上で、何を感じて何を伝えたいのか、自分自身の内面を整理して明確化することで、具体的にどう話したらいいかを探っていきます。その手がかりの一つがDESC(デスク)法です。DESCに沿ってまとめてみると、自分が言いたいことをどのように言えばいいかが具体的に分かってきます。

DESC法の実践例

例えば、いつも勤務調整を自分にばかり言ってくる師長に対しては、DESC法を使って断ります。
D:描写する
あなたの意識にはいつも自分にばかり押し付けるという不満があるはずです。そうすると、声のトーンはきつくなっているかもしれません。 Dのポイントは、具体的に示すことです。「私は2回も休みを変更しました。その日は前から予定があると休日を申請していました。」など、普通に言って回数や日付で示すのが効果的です。
E:表現する、説明する、共感する
Eでは、自分がどのように困っているのかを表現します。「師長から頼まれ引き受けたいのですが、その日は以前から予定があるので困っています。」と言った感じです。もしも、自分ばかりが引き受けていて不満なら、別の言い方になると思います。「困っていたのは知っていたので、交代を引き受けてきましたが、私も休みには大事な予定があるので、毎回は困ります。」などです。言いづらいとは思いますが、自分なりにオブラートに包みつつハッキリ自分の意思を示すことです。
S:特定の提案をする
Sは、特定の提案をする方法です。「この前は私が休みを調整したので、今度はまだ調整していないAさんに相談してもらえませんか?」などです。あるいは提案の方向性を変えて、「急に頼まれても無理ですが、1週間前なら何とかなるかもしれないので早めに言ってもらえませんか?」など、言うべきことを溜めないようにすることです。
C:選択する
この方法は、前提の提案Sへの相手の反応によって次の表現を考えるものです。相手の反応が肯定的で「わかった。」などと言ってくれたときには、「ありがとうございます。予定があったのでとても嬉しいです。」相手の反応が否定的で「え~、どうしても?」などの場合には、もう少し自分の事情、気持ちを伝え、別の提案をします。「人が足りないのはわかりますが、今回はどうしても外せない用事があるのですみません。」など、自分の気持ちを時には大切にすることが、ストレスを溜めない方法です。
このようなコミュニケーションにおける対人関係や自己分析、心理的手法についてもっと知りたい方には外部セミナーを受けてみることをおすすめします。日本心理教育コンサルティングでは心理学を応用したさまざまな人材開発プログラムを用意しています。

  • 日本心理教育コンサルティング画像

新人看護師は必読!

  • アサーションとは、お互いを思いやり、大切にしながら素直にコミュニケーションを交わすことです。相手に何かをお願いするときや、逆にされたときに断る場合など、相手に言いにくい場面があると思います。このような複雑な話をきちんと整理する必要があるときにDESC法を使ってセリフを準備します。DESC法とは、言うべきことをあらかじめ整理しておく方法です。ここでは、アサーションという言葉の定義についてと残業を断る技術として、DESC法について詳しくご紹介しています。

  • ナースの人材不足からくる現場へのしわ寄せとして残業があります。ですが、それが当たり前と諦めてしまってはそこで終了です。なるべく残業をしないで早く帰るコツを身につけると身につけないでは少しずつですが残業時間に差がつくことでしょう。例えば、ただ漠然と仕事をこなすのではなく優先順位をつけて計画的にこなすことも1つの方法です。ここでは、すぐにでも実践可能な残業を減らす基本的な4つの方法について詳しくご紹介しています。

  • 超多忙なナースの仕事は社会的なやりがいがえられる半面、命に関わる医療現場という責任の重圧もあるので、精神的にも肉体的にもハードな職場です。また、女性の多い職場ですので特有の人間関係やルールがあったり、辛い夜勤、病院との方針が合わないなどとストレスフルな環境で悩んでいるナースも少なくありません。人材不足が問題とされているナースは残業も多くなりがちです。ここでは、残業が多い病院の特徴について詳しくご紹介しています。